マリコ、うまくいくよ

同じ職場で働く3人のマリコの日常を4コマ漫画で描いた本作品は、会社という組織の中で女性が日々感じていることをとても詳細に表しています。
名前は同じでも勤務年数の違う彼女らにはそれぞれの立場があり、そのため考え方も異なります。
どの女性に共感を寄せるかは、読者のその時おかれた立場によって違うと思いますが、一人一人のマリコの胸の内が明かされることで、職場の雰囲気も生々しく感じられ、現実の会社という組織の姿が浮かび上がる作品になっていると思いました。
最終話では3人のマリコが退社時に偶然会って食事を共にすることになります。レストランで料理を注文する3人のマリコ。
そこにも入社3年目のマリコと、中堅のマリコと、ベテランのマリコの特徴が描かれていて、思わずうんうんとうなずきたくなりました。
そして、なんといっても、その集いが終わって帰りに向かう3人の気持ちの表し方が絶妙。変に取り繕うことなく、真実の声が語られているからこそ、この作品は四コマ漫画でも、これだけの深みが感じられるのだと実感することでしょう。
いつしか彼女たちに共感し、読み終えたときには励まされ、タイトル通り、きっとうまくいくと思える、そんな漫画です。