鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン!

鴻池剛作の「鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン!」は、痛快ギャグ猫エッセイです。ツイッターなどでかなり話題になっているWEB漫画ですが、コミックスを買って読んでも非常に面白かったです。痛快ギャグ猫エッセイと言うのは個人的に思ってそう呼んでいるのですが、そう呼ぶのにふさわしいないようなのです。

そのギャグを作り上げているのは、まさしくこの猫のぽんたです。この猫がまぁ、他の猫エッセイに登場する猫と比較しても憎たらしくて、小生意気な猫なんです。様々なエピソードがあるのですが、そのエピソードの全般がぽんたに関する愚痴に近いような内容になっています。いつもひっかいて来たり、他の猫なら撫でてくれる部分でも撫でると怒って噛んで来たりと、まさに飼い主である作者を舐めきっている典型的な生意気猫の態度を取っています。そんな不遇な作者さんの感じたことが一言にまとめられているのが面白かったり、そこに至る過程などもうまくオチが付くように描かれているので、本当に面白くギャグとして成り立っているのですが、本当にこんな猫が自宅に居たらと考えると、ほんとやるせないというか、毎日イライラしてしまいそうです。

けれども、ぽんたもぽんたで掲載されている写真を見る限り小憎たらしい顔をしているのに、なんか愛らしさも感じるような、何とも言えない猫らしいタヌキみたいな顔をしているので、これならついついまぁ、いいかと思ってしまいそうです。もちろん、悪戯の範疇を超えるようなこともどんどんやっていたり、おかしな行動ばかりを取っていたり、時に近所の子供たちに笑われたりと、このぽんた自身もいろいろと変な行動を取ったり、散々な目にも合っているのですが。

とにかく笑える猫エッセイです。猫好きならついつい許しちゃうような、猫を飼っていると頻繁に起こるようなあるあるネタが豊富なのですが、そこに作者の行動や、作者が見たフィルターを通して、漫画として描くことで、抱腹絶倒なギャグ漫画が出来上がっているように思います。単行本にだけ収録されている家に来たばかりのぽんたも、三つ子の魂なんとやらと言うのにぴったりな飛んでもない行動ばかりで、たいへん面白いと思いました。

興味がわいた人はこちらから読んでみてください
http://ddnavi.com/news/serial/274155/a/