野球愛好会から始まるH2

主人公の肘が壊れた。

そんなところから話が始まります。

中学を卒業する間近、甲子園を目指してた主人公は試合中に肘に違和感を感じていた。

運命の一投で肘に激痛が走りそのまま病院へ行くことに。そこで医者からはもう二度と野球はできないと宣言されます。

主人公は甲子園を諦めて、野球部のない高校へと進学します。

女の子にモテるために。そんな理由でサッカー部に入りますが初心者のため走り込みと先輩のパシリばかりさせられます。

それなりに楽しく過ごしてはいましたがどこか物足りない学園生活。

そんな時に無免許の医者の逮捕のニュースが出ます。その医者こそ主人公に野球は出来ないと告知したあの医者だったのです。

そのニュースをみた幼馴染からの連絡でもう一度他の病院に行った結果、肘はまったく壊れていなかったのです。

一度は諦めた甲子園の夢をもう一度野球部のない高校から目指そうとします。

中学時代にバッテリーを組んでたキャッチャーも腰を悪くして野球は出来ないと言われ主人公と同じ高校に来ていましたが腰はなんともなく。2人は野球愛好会に入ります。

完全にスポーツばかりの漫画ではなく、幼馴染の親友、そして幼馴染の女の子。高校で出会った女の子とのラブコメ、ゆっくりと流れる日常のシーンに出てくる何気ない会話の中にハッとさせられるセリフがあります。

主人公の底知らずの優しさに癒されたり人間味溢れる言動にこんな人になりたいと思わされ、いまだにふと思い出す漫画の主人公です。

甲子園に行くまでにもいろいろなストーリーがありありがちな、なんとかギリギリで試合に勝ち続けるだけでなく時には負けてしまい、時には貪欲に勝ちにこだわる。そんな主人公の魅力に周りのみんなも動かされ登場人物たちの心の変化やそれぞれの思いが交差する、時には死を乗り越えるそんなほのぼのしてるかと思いきや人生とはそんなものと言わんばかりに突然大切な人が亡くなってしまったりする、淡々と、でもじわじわと盛り上がっていくこの作品ならではの世界観に魅了されて、何年経っても読み直したくなる漫画です。

作品のタイトルについて、シンプルながらも何個も意味が込められているのでこの作品を始めて読んだ人は読み終わった後にタイトルの意味を知るとさらにこの漫画が好きになると思います。
中古だと全巻でも数千円で買えるので読んでみてください。
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